Barns&Noble
目まぐるしく変わっていく現代の社会。その最たる例であるのはいうまでもなくアメリカ合衆国です。
Amazon.comでは早々に電子書籍の売上が、現物の本のそれを超えています。

そんな時代と共に本屋のビジネス体型も変わってきています。
アメリカの本屋さんには例外なくカフェが併設されており、そこで自由に本を読むことが出来るのです。

アメリカという社会

アメリカという国は新しいものへのチャレンジに躊躇しません。
特にコンピュータ分野でその傾向は顕著に現れてきます。
コンピュータ教育は幼少の頃から行われ、タッチタイピングは当たり前。年配の方がfacebookを使いこなし孫との交流を欠かさない。
日本では賛否が多いであろう学校のオンライン受講などかなりの実験社会と言えます。実験社会では失敗もあるとは思いますが、成功したときに得るものは非常に多い。これこそ米国が世界を率いる要因の一つであると言えます。

電子書籍の台頭

そんなアメリカ社会は電子書籍にも躊躇しません。ある調査によると米国人の四分の一がすでに何らかの形でタブレット端末を所持していると言います。Amazon.comでは早々に現物本は電子書籍に売上を抜かれいます。日本では2012年にKindleこそ発売されましたが、2013年現在、その書籍準備数は物足りないものがあります。アメリカではほぼすべての一般的な書籍が電子化されておりKindleなどメジャーな電子書籍販売サイトで購入可能になっています。

進化と破産

電子書籍の台頭によりこれまで現物本を販売していた既存店は売上難に直面することになります。2010年のアメリカで本販売の業界一位はBarns&Nobleで二位はBordersでした。Barns&Nobleは経営の舵を切り、既存商売を脅かすかもしれない電子書籍に早々と参入しました。これはあぶない賭けであったかもしれません。なぜなら電子書籍を促進することにより自ら既存商売を潰してしまうかもしれないというリスクを抱えているからです。

しかし、本当にリスクを抱えていたのは何もしていなかったBordersの方でした。Amazon.comで電子書籍が売上を伸ばす中、同店の売上は激減し2011年に破産してしまいました。既存書店は元々、Amazonによる書籍販売にかなり苦しめられていましたが、そこに電子書籍も加わってしまいゲームオーバになってしまいした。

書店の図書館化

Amazonの登場で本屋への客足は遠のき、本屋に来てくれるお客さんも店で品定めして家に帰ってAmazonで購入してしまう。この状況を打破するために各書店は苦肉の策に出ました。書店内にStarbucksなどのカフェを併設し客に居心地のいい空間を提供することです。店内には十分な座席とおいしいコーヒ。雰囲気にあう暖炉に無料WiFito
いたれりつくせりで席は常に満席状態です。もちろん、購入していない本を店内から持ってきてStarbucksのコーヒー片手に読書なんてこともできます。と言うよりも実際ほとんどの方がそうしています。しかしながらこれは諸刃の剣です。客足は多くなるかもしれませんが、本の売上が上がるかは確かではありません。確かに多くの客にリーチできる分売り上がるかもしれませんが、一方で本を無料で読まれることにより見込み客を失います。既存店も覚悟したのでしょう

Amazonに客を取られるくらいならコーヒーで売上を得る

と。

もちろんコーヒーなんて買わずに暖炉の前を占領してただひたすらタダ読みするのも全然ありです。
そうです私です。

Barnes&Nobleでは入り口すぐに自社の電子書籍端末Nookのブースを設けており、多くの本好きにアピールできるということは、電子書籍の一つの側面である顧客のロックオンの観点から経営的に有効なのかもしれません。

是非。

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