
ABT(American Ballet Theater)のオネーギン(Onegin)を見てきた。ABTは世界でも名が通るバレエ集団という認識はあるものの、ボリショイなどと比べるとどのような”差”があるのかを楽しみにしながらメトロポリタンオペラハウスに向かった。 事前に前売り券を購入しておいたので、入場はすんなりとできた。
今回はV.I.Pの席ではないので値段は一人18,000円くらいだった気がする。



オペラハウスというものは何度来ても驚かされる。大きなステージから波紋上に並べられた座席、その座席の”層”が華麗に積み重なれている。客層はみんな余裕がある感じでかっこいい人ばかり。みんな正真正銘のジェントルマンだ。何事もなく、自然に女性をエスコートする男性たちには男の私から見てもカッコいい。

白鳥の湖やくるみ割り人形などに比べると、オネーギンという作品はあまり有名ではない気がするがチャイコフスキー好きからはかなりの人気作品になっている。オネーギンはチャイコフスキーのあまり有名でない曲を使うことでも有名。
演技の方はパリ国立、ボリショイに比べると統一感は多少劣る感覚はあるが躍動感、キャラクターへの感情移入に関してはすばらしかった。内容は見たい人だけWikiで見てもらうことにして、劇が終了してもそのキャラクターのまま挨拶にやってくる。劇に出てきたカップルは現実世界でも結婚しているか、つき合っているかのどっちかだと、本当に疑ってしまった。毎回思うのだが、無言でその人のキャラクターや何を考えているのかなどを確実に表現してくるバレエ、本当にすばらしいと思う。誰でも見れるし、言語の問題もない。


劇に大満足し、タクシーを拾ってディナーを食べにセントラルパーク近くのレストランへ。
このレストランで一緒に劇を見た友達が食べていたシーフードの盛り合わせがとても美味しかったと言っていた。
レストランの名前わすれちゃったなー。

ともあれ、最高にジェントルマンな一日を過ごしてしまった。
全く、モテる男は困るのである。笑
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