タージマハール
タージマハール

リクエスト頂戴ね、おねえさん! 本当によろしくね!! 頼んだよ。二日後に来るからね! I trust you!(信用してるよ!)

インドビザ取得申請センターの窓口でしつこく英語で交渉している者がいた、そう筆者である。 リクエストとは早急にビザをもらいたい人が頼み込んで大使館の人に早く処理をしてもらえるようにしてもらうものだ。3日後にインドに行くというのにビザすら取っていない自分に呆れる。 インドのビザ取得時に気をつけることはたくさんある。サーバーがダウンしたから今日はもう業務を行えないなど頻繁にある。とにかく時間には余裕を持って訪問したほうがいい。(私が言えることではないが) 

今回筆者は敢えてEmirates航空を利用しドバイ経由でインドのデリ、ムンバイに行くことにした。シンガポール経由の方が確実に早いのだがそういえばEmiratesを利用したことがなかったので使ってみることにした。 CAの対応も良く、ビールを飲んで寝ていたらいつの間にかドバイについていた。 ドバイ空港でデリ行きの航空機に乗り換え3時間後にはインドの首都、デリに到着していた。入国ではエボラ出血熱の有無を聞かれ、サーモスタットカメラで体温チェックされ専用用紙に渡航したことある国などにチェックを入れるなど、厳しいチェックが行われた。なんとか入国することに成功し、ホテルに向かった。 ホテルはFortune Select Global, Gurgaonに宿泊した。 SEO Suiteに案内され部屋に入る。綺麗な広い部屋でボトルドウォーターもたくさん用意されていた。 シャワールームも大理石で作られておりなかなか綺麗だった。水圧もよい。その日はそのまま眠りについた。

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朝5時に起床、運転手が寝坊し仕方なくロビーでぐだぐだしていた。タージマハルまでは車で片道約4時間かかる。朝6時に出発しても到着は10AMだ。そんなことを考えていたら運転手が到着。寝坊したんだろー?と聞くと「そうそう、テヘ」と笑いながら答えるそぶりがチャーミングな若いドライバーだった。 行きの道は渋滞もなく寝ている間にタージマハールに到着。近くのパーキングロットに車を停め、そこからは歩きかタクシー、もしくはラクダという選択肢になる。 私が外国人だとわかるとたくさんの人が寄ってきた。すべてのオファーを断り、ラクダに乗りたかったので少し離れたラクダに乗ってみた。もちろんぼったくってくるので値段交渉開始。結局100ペソくらいで落ち着いた気がする。チケットを750ペソで購入し中に入る。ちなみにインドの方々は20ペソでタージの中に入れる。

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ラクダって結構大きいのね
ラクダって結構大きいのね
いいホテルでした。
いいホテルでした。

中に入ってもすぐにはタージマハールは見えない。少し歩いて左に見えて来るゲートをくぐると見えた!あったぞタージマハール!! 純白の大理石でできたタージマハールが堂々とそこにはあった。 ゆっくり写真を撮影しながら近くにに行くとタージマハールの大きな白い頭になにやら釘にたいなものが無数に打ち込まれてる。なぜ打ち込まれているのかと聞くと、「戦争になった時に近隣国からタージマハールを隠すためだ」という答えが返ってきた。わたしはびっくりした。隠す?布で?…? 「そうだよ」と言うのである。この純白な世界遺産を守るのが布? 確かに現在の価値に換算すると総工事費は100兆円以上になるらしい。当時2万人の労働者を10年間働かせて作ったタージマハール。布で隠すよりも戦争にならないようにすることを考えたほうがいいのでは?などと思いながらもタージマハールの中に入っていく。靴を脱ぎ、中に入る。王が眠る墓の前にくるとペンライトで大理石を照らしながら色々と説明してくれる怪しいおやじが近ずいてきたが敢えて説明を聞いてみることにした。怪しいおやじからタージの歴史を勉強し、ありがとうを言って前に進もうとしたが案の定お金を求められた。丁寧かつ強気にお断りし、さらに中に進む、が、何もない。タージマハールの中は案外何もないのである。また靴を履き、帰路につくことになるが、本当に中には何もないのである! タージマハールは遠くから見るに限るのである。 帰路ではドラーバーが道を間違え、さらに筆者に突然の腹痛が襲い、危うく野糞か!?というところでホテルに到着。どうやらタージマハールに入る時にもらったボトルドウォーターがいけなかったらしい。みなさんもあれは飲まないほうがいい。 タージの近くにはITCホテルもあるのでそこで昼食や休憩ができるので是非立ち寄ってみてはいかがか。 料理は美味しい! 

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部屋にもどり、ゆっくりとシャワーを浴び、ベッドでゴロゴロ。 意中の女の子が隣にいたら最高だが、果たしてインドまで付いてきてくれる女性がどれほどいるのか。。モルディブが近いからモルディブに連れて行ってあげるといいながらインドに連れて行こうか。 女性に野糞を経験させたらジェントルマン失格か? 何事も経験だと思うのは私だけか? まあ、野糞してもティッシュは渡さないが。

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是非、タージマハールに、いや、インドに行ってみてはどうだろうか。
自分という存在がいかに恵まれていて、贅沢なチャンスがたくさん転がっている世界に生きているかを再認識できる。高等な教育を受けている人間はこの世の上位2%。その2%がこの世界をよくも悪くも変えているのである。どうせ一度きりの人生なら世界に貢献できる変革をもたらし、人々の生活のレベルを1段階上げ、みなから感謝される人間になるための夢を持ってみてはいかかであろうか? 夢だけは、誰もが平等に持つことができる。

それを掴むかどうかはまた別だが。

是非