パゴダのインフレ

パゴダpagodaパゴダpagodaパゴダ…..
どこに行ってもパゴダ、どこを見渡してもパゴダ。
ここバガン遺跡群(ミャンマー)ではそう、パゴダのインフレが起こっていたのだ。
Old Baganの入り口にある看板
Old Baganの入り口にある看板
バガンはカンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールとともに、世界三大仏教遺跡のひとつでミャンマーの仏教聖地であるがまだユネスコ世界遺産には登録されていない。
写真からではうまく伝えられないが無限のパゴダが目の前に広がる。
写真からではうまく伝えられないが無限のパゴダが目の前に広がる。
パゴダとはなんなの?となてなマークが出ても大丈夫です。ちゃんと説明します。
パゴダとはブッダが住む家です。パゴダに入るときは履物を脱ぎ、素足で入らなければならない。土足でブッダの家に上がるなんて以ての外。中の4面には体勢を変えたブッダがそれぞれ存在し常に私たちを観ている。本当に観られているのだ。
本当に視線を感じる。気配を感じる。。
本当に視線を感じる。気配を感じる。。
大きく、綺麗で有名なパゴダには観光客がたくさん来るのでそのパゴダの周りにはマーケットらしきものが存在し、日本語や中国語、英語などで果敢に話しかけてくる。お金をせびることはあまりないが、買わないとなぁ〜
という雰囲気に持ってかれるので買う気が無いのであればキッパリと断ろう。
ものすごく急な階段。伝わるかなぁ〜
ものすごく急な階段。伝わるかなぁ〜
バガンでは1日8000〜9000チャットで電気バイクを借りることが出来る。ヘルメット無しでバイクに乗るのは新鮮で気持ちがいい。ただ日本のバイクみたいに操作性はあまり良く無い上、砂地を走ると砂に足を取られてバランスを崩すことが多々あるので運転には気をつけよう。
なんか漫画みたいで好きなんだよねこの一枚。。
なんか漫画みたいで好きなんだよねこの一枚。。
ホテルはZfreeti Hotelというところに宿泊した。プールもあるし、ご飯も食べれるし、バガンで一泊5000円のスーペリアにしてはオススメだと思う。各国から観光客が集まってきていた。バガンに来る前に携帯電話のSIMカードをゲットすることをお勧めする。SIMカード自体は200円くらいで手に入る。あとは店員さんにアクティベートしてもらい、どれだけインターネットを使うかで値段が違うので自分にあった料金を追加で購入し補充してもらおう。ちなみにバガンでも使える通信会社は確かMTPとかいう青い通信会社だ。黄色い文字の通信会社はバガンでは使えないのでご注意を。
Zfreeti Hotelの受付とラウンジ。オープンで開放感がすごい。
Zfreeti Hotelの受付とラウンジ。オープンで開放感がすごい。
バガン遺跡群には大小4000近くのパゴダがあると言われている。大きくて豪華なパゴダもあれば、小さくてかわいいパゴダもあるのだ。どうやら小さいパゴダに関してはミャンマー政府では一切、管理や修復を行っていないらしい。ではどうやって1000年以上も耐え抜き、現在までたくさんのパゴダが残っているのか、それは、パゴダの近くに住む現地の方々が協力し合い常に修復をしてきているのである。雨風でレンガが崩れ落ちてしまっても丁寧にみんなでパゴダを修復する光景を目の当たりにするとなぜだか自分に不快感を覚える。後で気がついた。その不快感とは何かと見返りを求めている自分が、まだそこにはいたからである。2008年の目標であった「見返りを求めない男」になるべく精神修行をし、克服したかと思えば、月日が経ち、歳をとっていくことでいつのまにかまた少なからず何かと見返りを求めてしまっている自分がいたのだ。そのパゴダを管理しているお母さんに聞いたところ「政府は何も助けてくれないがこうやって壊れたらみんなで協力して直しているんだよ」とおっしゃっていた。それを聞いた私は彼らは見返りなんて何も期待しておらず、ピュアに困っている人を助けているのだと認識し、圧倒された。
パゴダの修復風景。1000年の時と刻んできたもの。
パゴダの修復風景。1000年の時を刻んできたもの。
この1700番台のパゴダの近くに住んでいるお母さん達。家に上がらせてもらい少し話をした。
この1700番台のパゴダの近くに住んでいるお母さん達。家に上がらせてもらい少し話をした。
そこのお母さんの娘さんはなんと12ヶ国語を喋る。彼女の名前はEie、今年で12歳になる。Eieの夢は旅行ガイドになること。しかしEieの家族は貧しいためEieは学校に行けてない。訪れる観光客の方々が喋る言語をメモし独学しているとのことだ。私たちの日本語もノートらしきボロボロの紙の隅から隅まで大切に使いメモを取っていた。勉強したくても学べない、日本のような先進国では学びたくもないのに大学にまで親に行かせてもらっている。このギャップをいざ目の前にすると困惑する。何かの縁なので支援してあげたいが彼らにも生活があり、あまり踏み込むのも良くない、お金をあげるのもダメ、ではどうしたらいい? 当時私たちが考えたのはノートとペンと学校の教科書をプレゼントするということだった。 それでも読者の中には踏み込み過ぎという方もいるかもしれないが、私たちの選択はそうだったのだ。ノートとペンはすぐに見つかったが、学校で使用している教科書を探し出すのに少々苦労した。現地の人に聞いて回った結果Nyaung-U地方のマーケットにならあるのではないかということだった。その店をバイクで探し出し教科書を売ってもらおうと思ったが先日の洪水で本が水に浸かってしまい使い物にならないとのこと。そしてさらに奥のマーケットになら一軒だけあるかもしれないとのことでそこに向かった。明らかに現地の方専用のマーケットで匂いも見た目もすごかった。中に入り声をかける、一人の親切な人が本屋さんらしきところに案内してくれた。Eieは12歳になるのでグレード8くらいの教科書がちょうどいいとのこと。グレード8の教科書セットとたまたまそこにあったグレード5の教科書セット、ノート、ペンを購入。マーケットの中に外国人が来ることがとても珍しいようで周りからの熱い視線の中購入、記念撮影もしてマーケットを後にした。
一番奥にいるのが12カ国語を操る天才少女Eieである。
一番奥にいるのが12カ国語を操る天才少女Eieである。
現地民の方用マーケットの奥で教科書を発見!記念撮影です。
現地民の方用マーケットの奥で教科書を発見!記念撮影です。
やっとの事で見つけたノートと教科書。早くEieに届けたい。
やっとの事で見つけたノートと教科書。早くEieに届けたい。
タクシーでEieの家まで行き教科書を渡す。お母さん共々とても喜んでくれた。Eieもたくさん勉強すると約束してくれた。 その後私たちはMount Poppaに行く予定だったのでEieも来る?と聞いたら行きたいとのこと。お母さんの了解とタクシードライバーの了承、お互いの連絡先情報をシェアし、夜には戻るということをしっかりと伝えた上でPoppaに向かった。片道2時間程度の移動でついにPoppaの麓に辿り着いた。岩の上の寺院に行くには裸足で999段の階段を登らないといけないらしい。行く途中には野生の猿がたくさんいるので注意しろと言われる。どうなることやら。。
あの岩の上にあるパゴダまで登る。。999段か。。。
あの岩の上にあるパゴダまで登る。。999段か。。。
登り始めると猿がたくさんいた。子猿を持っている親猿は凶暴らしいので注意が必要らしい。というよりも私としては猿よりも猿の糞とおしっこの方が気になって仕方がない。999段の猿の糞とおしっこまみれの階段、それに加えて急勾配、蚊やハエもものすごい。もう修行である。
なんとか登りきったあとの高原全体を焦がしてる夕焼けは一生忘れないであろう。
急勾配、ウンチ、オシッコ、蚊、ハエ、強烈な匂い、雨。。
急勾配、ウンチ、オシッコ、蚊、ハエ、強烈な匂い、雨。。
みんなは凶暴とか言ってるけど全然そんなことない。
みんなは凶暴とか言ってるけど全然そんなことない。
ものすごい夕焼け。空気もきれいでなんだか異空間。
ものすごい夕焼け。空気もきれいでなんだか異空間。
そのあとはEieの家の近くのリゾートホテルで運転手とEieと共にディナーを食べ、Eieを無事に家に帰した。 また、たくさん勉強し得たそのスキルがお金になるということを伝えた。(相方はそんな説明子どもには必要ないと止めたが私はどうしても伝えたかった)貧しい子どもは身体を売る事に走ってしまうケースがほとんどのようなのでどうしてもEieには勉強・知識・経験というスキルの持ち方を伝えたかった。また来年来るからその時までしっかりと旅行ガイドと教科書の勉強をするようにと約束し帰路に着いた。来年またバガンを訪れるのが楽しみである。
運転手もEieも美味しいと感動していた。楽しんで貰えたようだ。
運転手もEieも美味しいと感動していた。楽しんで貰えたようだ。
以上がみっけるベリー恒例の無計画旅行である。ミャンマーのヤンゴン行きのチケットを出発日の2日前に購入したためかなりの割高になってしまったが価値観を見直すいい機会となったことは言うまでもない。
丘の上のパゴダで少年モンク達と意見交換。首都マンダレーにて。
丘の上のパゴダで少年モンク達と意見交換。首都マンダレーにて。
またヤンゴンやマンダレーについても記事にしようと思う。
このマーケットには魚やチキンや野菜などがたくさん。
このヤンゴンの奥のマーケットには魚やチキンや野菜などがたくさん。
電車は非常にゆっくりでドアなどは一切ない。落ちても転がればなんとかなりそう。
電車は非常にゆっくりでドアなどは一切ない。落ちても転がればなんとかなりそう。
ミャンマーはアドベンチャーそのもの。人生という道に迷ったらブッダの顔を見に行くことをオススメする。
道は必ず開ける。
是非
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