ロシアのモスクワ郊外に住んでいる女性と話していると、ふと、私のばあちゃんが先日亡くなったんだ。。という話題になった。 辛かったね、と話を聞いていたところ、え?ん?といった具合にいちいち話を止めて説明を受けないとついていけない程、人が亡くなってからのプロセスが日本とは違いすぎることに気がついたので今回紹介しようと思う。

え?病院に行く?

まず人が亡くなったら番号”03″の救急病院に電話をする。(ロシアの救急車は人が2回お亡くなりになれる程、遅いらしい)救急車が到着して患者の容態を確認し、事故や自殺でないかを確認しご遺体を救急車に乗せて病院に運び死因をチェックする。家族に看取られて逝かれた方でも必ず病院に運ばれて死因の確認をしなければいけない。死因の確認が終わると霊安室に保存され家族の方が呼ばれて死因確認書と言われる書類を受け取り、ご遺体を病院に残し帰宅する。

2日は冷蔵庫に入れておけ?

帰宅してから3日後に控える葬式の準備に取り掛かる。その間にドクターは病院にてご遺体の防腐処理をする。また、ドクターは防腐処理の他にご遺体にドレスを着せたりお化粧をしたりするらしい。その際、2日は冷蔵庫に入れておかなければならないらしい。(彼女が言う冷蔵庫は霊安室の事だと推測する)
2日後にご遺体が家に運ばれてくると告別式が始まる。近所の方や友人などが来て、残された遺族の方に声をかけたりご遺体に触れたりして別れを惜しむ。この時点では線香や花などは何も用意されていないらしい。

一晩中付き添う

昼間に行われた告別式の後は、亡くなられた方の一番近い家族がキャンドルを燃やしながら次の日に予定されている葬式まで、一晩中ご遺体の横に座り、水が出たりしたら拭き取るなどしてご遺体の世話をする。

土を掘る?

3日目の朝になり、ご遺体が入った棺桶と共に教会に行き神父さんにお告げをもらい親戚や友人は最後のバイバイをして棺桶の蓋が閉じられる。教会の隣にはセメタリー(墓地)があり、親戚や家族の男性達が棺桶を持ち上げ隣のセメタリーまで運んでいく。セメタリーにはすでに1.5m程の深さに穴が掘られている。(棺桶を入れる穴は棺桶を買ったところの業者が事前に掘っておいてくれるらしい)

IMG_0258.JPGここで再度棺桶の蓋を開け一同が順番にご遺体の額に3回キスをする。キスが終わると棺桶の蓋が閉じられ、用意された穴に埋葬される。その後一同は土を一握り掴み、棺桶に被せる。全員土をかけ終わると業者が埋め戻しをはじめ、土でポッコリと盛り上げ、綺麗な山を作る。山の麓に十字架をおき、写真を飾り、山の上には綺麗な花束が置かれる。。その後一同はレストランに行きお昼を食べる。もちろんウォッカと共に。

空からは雨が?

また、葬式の時に雨が降るとその故人がとてもいい人であったとされる文化もある。

空が涙するほど惜しい人であったと言い伝えられるのである。

人は未来に訪れる死を理解しつつもその死向かって生きている超ポジティブ生物である。
ポジティブに行き続けよう、人間界に何らかの寄与をして。

 

 

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