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イスラム教徒に聞いてみた、アメリカでの食生活

 

トルコのスルタンアフメット・モスク
Photo By Bjørn Christian Tørrissen

前回の記事でアメリカのイスラム教は”幅をもたせている”ことについて書きました。

ということでイスラム教で自分が疑問に思っていた以下のことを、この際聞いてみました。

  • アメリカでの豚の食事
  • 祈りの頻度
  • 異教徒との結婚

アメリカでの食事

ご存じのとおりイスラム教では豚を食べることを禁じています。

しかし、このアメリカ社会で豚を避けるのは至難のわざです。確かにインド料理店はたくさんありますが、毎日生活で気軽に行けるほど店舗数があるわけではありません。

普通の場所で食事をするとなると、調味料や原材料にまで豚が使われていないか気にする必要が出てきます。はっきり言ってこれを把握するは無理です。それこそ働いている店員でさえ知り得ないでしょう。

そこでどうやらある一定の決まりがあるそうです。

イスラム教徒は外食にするさい店員に豚が使われていないか必ず聞きます。店員が豚を使っていないと言い、かつ本人が豚を使っていないと見た目的に同意できる場合に食べることができます。

また、仮に食糧難に陥り、食べ物が豚しかない場合も食べることができます。

イスラム教にて食べることができない動物は豚だけでありません。爪が2つに割れている動物すべてを食べてはいけないそうです。なので馬も食べることは出来ません。

祈りの頻度

イスラム教では一日に五回祈りを捧げなくてはいけません。

授業中に急に祈り始めるのか?先方との商談中に急に祈り始めるのか?サッカーの試合中、ロスタイム三分の時に祈り始めるのか?

どうやらほとんどのアメリカ在住イスラムは一日に五回も祈っていないそうです。

ちなみに私の友人は平均して一日一回しか祈っていないそうです。

こりゃ、アッラーもびっくりやな。

異教徒との結婚

コーラン上では異教徒との結婚は禁じられています。

実際に異教徒どうしで結婚するケースは非常に少ないです。

結婚できる場合は奥さんがイスラム教に改宗する場合のみ許されます。

そんな中でも異教徒同士で結婚する場合も稀にあるそうです。ただその場合生活は大変になります。食事面、宗教面、子供の教育方針。相当の覚悟がない限りうまくは行かないでしょう。

その友人も、異教徒と結婚するきはないみたいです。

こっちのアメリカンなビッチにムラムラしないのかなぁ。なんて思ったり。

日本には絶対にない、インド料理店の秘密の部屋

インド料理

アメリカってアメリカ人だけじゃないんですよね。

「人種のるつぼ」であるアメリカでは、出会う人々もまた様々。今回はバングラデシュ人とインド料理を食べに行って来ました。

バングラディッシュといえばインドと隣同士の国です。なので食文化もかなり共通した部分があるんだとか。やっぱりインド人の作るナンは、ナンだか美味しいなぁ。ナンちゃって。

そんな中で店内に奇妙な張り紙を見つけました。

祈りの部屋

見えますか?

真ん中に正座で手をあわせている張り紙が。その下にはこう書いてあります。

“PRAYER ROOM”

日本語では「祈りの部屋」

友人曰く、イスラム教では食事の前に、食事にありつけている感謝の意を神に伝える掟があるそうです。そういった家族はこの部屋に入り祈りを捧げ、そして食事をするのです。

ほとんどはイスラム教のお客さんでしたが、私が食事をした時に、この部屋を使っている人はいませんでした。イスラム教だからと言って全員がここで祈るわけでは無いそうです。

友人もイスラム教ではありますが、一切祈っていませんでした。おい、いいのか?友人よ。

戒律が厳しいイメージのあるイスラム教ですが、そこはアメリカの地ということもあり、幅をもたせている印象でした。

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